1 静岡県青少年会館の管理運営に関する事業
(1) 会議室の利用実績
会議室を青少年の活動や一般県民の学習や研修の場として提供すると共に、利用の推進を図っています。 また、団体事務室は9室あり、県青年団・ガールスカウト・ボーイスカウト・県子ども会・県レクリエーション協会・野球連盟静岡支部に加えて、 ボーイスカウト静岡26団が入居しています。今後も青少年団体等の入居団体を招致し、県下青少年活動の拠点としていきたいと考えています。
(2) 青少年会館環境整備
環境整備事業として、青年団OB会や入居団体の協力を得て花壇の整備や室内の大掃除等を行った。また、省エネの取り組みとして、事務室前や2階大会議室周りにグリーンカーテンを作るなど意識改革の取り組みや青少年にふさわしいイメージ作りも行っています。
2 青少年団体及び青少年の健全育成に関する事業
(1) 青少年団体特別育成事業
青少年の健全育成にあたる団体活動を奨励し、県下にその組織を有する青少年団体の支援体制を強化するため、活動資金の援助を行っています。
(2) 青少年交流スペース「アンダンテ」事業 (県委託事業)
青少年の社会的ひきこもりが、社会問題となる中で、学齢期以後のひきこもり青少年やその家族に対する支援を行い、これらの青少年の社会参加に取り組むと共に、その実態と公的支援制度のあり方等について調査研究し、今日的青少年問題への取り組みの重要性等を県民に周知する事業を行っています。
場 所 静岡市駿河区馬渕一丁目アザレア5階
相談機能 面接相談及び電話相談(本人・家族・グループ・支援者等)出張相談ファンスペース機能(興味のあることへのチャレンジ、物造り・コミュニケーションプログラム等)
社会参加機能(自己の気づき、広環境との接し方、就業前トレーニング等)
ふれあいスペース機能(家族に対する研修、交流プログラム等)
親が元気になるための学習会
研修会の開催
社会的ひきこもりに対する周知活動
対象 15〜30歳程度の青少年とその家族。又はその支援者。
・ 病的な問題を原因とせず、一定期間以上家庭等にひきこもっている
・ 人づき合いが苦手 ・ 学校や会社へ行けない
・ はっきりとした理由がわからないまま学校や会社を辞めた
回復及び改善が見受けられた概要
対象 |
事例内容・回復がみられた点(H23) |
合計 |
|
人の変化 |
進学・就職等 |
27 |
|
他者との交流 |
101 |
||
意識・行動の変化 |
243 |
||
支援機関との関わり |
11 |
||
その他 |
1 |
||
|
383 |
||
親や家族の変化 |
親・家族の気付き |
49 |
|
他者との交流 |
23 |
||
意識・行動の変化 |
116 |
||
支援機関との関わり |
2 |
||
190 |
(3) 青少年の活動推進事業
青少年団体の活動や青少年の社会参加活動を推進するための積極的な呼びかけと支援を行っています。
県市町団体との連携を柱にした活動への支援を強化すると共に、地域団体の活動として各市町の特徴を他者にアピールするなど団体活動と街づくり参加を促すことで、地域青少年活動の今後の在り方を示唆した体制作りを目指しています。
例えば、野外活動事業等の参加者が、それぞれの地域において連携ある事業展開を行っており、青少年会館の橋渡しによって、地域青少年団体が具体的な活動展開を行い、地域における青少年団体活動の活性化に取り組む人づくりとなっています。
3 青少年教育の研修会等の開催に関する事業
(1) ユースネット
青少年に関する活動情報を提供するコーナーをインターネット上に設け、青少年団体や事業の紹介、研修施設等の情報を掲載し活用性ある情報ネットワークを運営しています。
また、パソコン等を活用した情報の収集・提供、ホームページの製作や評価など団体活動の実務的なことについて、その技術的アドバイスをすると共に、インターネットを活用しデータベース化した情報や意見交換の場を提供することで、広く青少年に社会参加を呼びかけ団体の加入を推進しています。そして、「ゆうゆうネット」等と提携を結び情報交換を行っています。
4 青少年に関する調査研究及び活動資料等収集事業
(1) 青少年活動研究所
青少年活動研究所設置要項に基づき、青少年や青少年団体活動のあり方等について研究し、県下青少年活動の発展に寄与するために設置されました。
研究所研究員は、学識経験者や青少年団体の指導者等からなり、研究テーマにより活動を通した実践研究や関係者との協議の中で研究活動を行っています。また、財団の事業の企画・検討に際しスタッフとして活躍しており、団体間の連携や青少年活動の未来を築く担い手ともなっています。
(2) 青少年教育歴史研究事業
これまでの青少年団体及び育成事業を調査研究し、時代の取り組みや効果等を明らかにして、新世紀の青少年教育のあり方を深く追求する資料の整備やその提供を行っています。
(3) 会館基本構想事業 「公益法人移行に関する研究協議」
青少年教育のあり方や果たすべき役割や意義について、常に研究すると共に、青少年及び青少年会館の課題と今後の展望に立って協議しています。
(4) 青少年に関する資料の収集
各種青少年団体等の資料、青少年関係の資料、図書等の収集整備に努め、統計資料の作成や関係機関等からの情報を提供しています。
5 その他の事業
(1) 青少年団体・サークル加入相談活動
青少年活動やサークル等への加入及び活動について、相談窓口業務を実施する他、インターネットや電話による問い合わせの紹介を行っています。その他、青少年のための講座等の紹介もしています。
(2) 全国青(少)年会館協議会事業
全国青(少)年会館協議会に加盟し、全国の会館と連携を密にした情報の交換等を図っています。
(3) マイクロバス事業
青少年活動内容の拡大と人員や教材等の移送を支援するため、マイクロバスを青少年団体や育成事業に貸し出し、
本会館の主催事業と合わせてその効果的な運用を図っています。
(4) 青少年会館活動後援会
青少年の健全育成と青少年会館の事業に深いご理解と財政的支援をもってご協力いただける後援会を持っています。
ご意見ご感想等なんでもお寄せ下さい。
〒420-0068 静岡市葵区田町1丁目70−1 静岡県青少年会館
電話 054−255−2566 FAX 255-2507