青少年会館の概要についてご案内
1 会館建設の経過
青少年会館のはじまりは、昭和37年静岡県青年団連絡協議会を中心に青年団の活動拠点としての会館建設推進運動がはじまりでした。 建設資金を調達するために県青年団は推進委員会を作り、一人一円募金や青年団歌を吹き込んだレコードの販売、化粧品代やたばこを買うお金などを節約しなが らの千円募金、草刈りなどの共同作業の報酬をこの資金づくりに当てるなど、様々な運動をそれぞれの地域青年団が行いました。
以来、こうした運動がなかなか実を結ばない状況の中で、紆余曲折をたどりながら継続された建館の夢は、昭和48年全国的な建設運動が起こる中で、青年団の ほか新青年協会に加盟する青少年団体が一体となって、県民一人一人に訴えるこれまでにない大きな運運動を展開しました。 「自分たちの活動の拠点がほしい」青少年の熱意は世論となり、昭和51年青少年会館の基本構想を検討するための研究調査が県議会で議決され、翌年には静岡 県において青少年会館の基本構想と会館試案が作成されました。 これに基づき、青少年団体間の要望や意見調整が慎重に図られ、建設費(3億2千万円)で静岡市田町繭検定所跡地に建設することが県議会において決定されま した。 青少年会館は、その運動の趣旨にあった自分たち「青少年のための会館づくり」の精神を貫き、静岡県が建てた施設を財団法人で運営するという形態を取り、各 青少年団体の長や行政、学識経験者等による理事会で検討を重ね、昭和54年1月開館となりました。
2 会館の目的
静岡県青少年会館の目的は、その運営をを通して青少年の心によりどころを与え、、県下青少年団体の連絡調整及び青少年教育の場とし て、青少年の健全育成に寄与することを目的としています。
3 事業の内容
(1) 青少年会館の管理運営に関すること
(2) 青少年団体及び青少年の健全育成に関すること
(3) 青少年教育の研修会の開催に関すること
(4) 青少年教育の調査研究、資料の収集、刊行物の発行等に関すること
(5) その他目的達成に必要な事業
4 運営形態
(1) 運営組織
・理事会…理事長以下20名の理事により構成
・評議員会…青少年団体の代表者等30名で構成
・運営委員会…入居団体等で日常の必要な事項を協議します
(2)その他の組織
・後援会… 会館のよき理解者であり、財政的支援者組織で、団体・法人・個人の会員があります
・青少年活動研究所… 調査研究及び団体活動の推進を図るため、有識者や団体の指導者等で構成され、事業の企画運営にも当たります。

(3) 運営資金
青少年会館は、青少年団体等で構成される財団法人により運営され、その資金は基金の利息や会議室の使用料、後援会の会費等で施設の維持管理
及び公益事業の全てが賄われており、これまでにも運営のための静岡県等からの補助金は受けずに自主運営されています。
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